こんにちは、ケニーです。
プログラミング言語の中でもPHPは特に人気があり初心者向けと言われています。さて、勉強していて以下のような疑問を持つことはないでしょうか。
こんな疑問にお答えします。
僕も勉強し始めた当初は同じような疑問をもち、たくさんの本やWebサイトで勉強しました。興味のあるプログラミング言語の特徴を知ることは、効率的に学習するためには必須です。
本記事の内容
プログラミング言語PHPの基礎の基礎を初心者にもわかりやすい内容にまとめました。これからPHPを勉強したいと思っている人やPHPを勉強し始めたばかりの人におすすめの記事です。
プログラミング言語を勉強したいが、まだどの言語を勉強すればよいか悩んでいる人には、こちらの記事もおすすめです。

PHPとは
Webて最も使用されているWebアプリ開発に特化したプログラミング言語です。動的型付け・オブジェクト指向のプログラミング言語と分類されています。
Rasmus Lerdorf(ラスマス・ラードフ)によって開発された言語。1994年に前身となる「Personal Home Page Tools」が公開され、1995年にデータベースへの接続などの機能が加えられて、オープンソースとして公開されました。
元々はテンプレートを処理してHTMLを作成するための変換ツールでした。しかし、Webアプリを開発するのに便利なライブラリやオブジェクト指向のプログラミング機能が追加され、Webアプリ開発に欠かせない言語となった歴史があります。
現在PHPは世界中で利用されており、常に人気が高い言語の一つとして認識されています。Webサイトに使用されているWebサイトの約80%にPHPが使用されていると言われています。
1995年に開発されてから25年間高い人気を保ったまま利用されており、今後の将来性も期待できる言語の一つです。
※PHPのWebサイト(英語):https://www.php.net/
PHPの特徴
動的なWebページを作成できる
PHPはWebアプリの開発に完全に特化したプログラミング言語。そして、Webサーバー上で動的なWebページを作るのに便利な機能を多く備えています。
動的なWebページとは、ユーザーが訪れるたびにコンテンツがリアルタイムで表示されるWebページのことです。ページが開かれるたびに、ユーザーによって様々な内容を表示することができます。
身近な例を挙げると、FacebookのページやECのショッピングカートがイメージしやすいですね。表示されるたび、ユーザーによって表示される内容が変化します。
PHPを使用することによってこういった動的なWebページを作成することができます。
HTMLとの組み合わての使用が可能
HTMLの中にPHPのプログラムを埋め込むことができるのが特徴の一つです。
HTMLの中に少しだけプログラムを埋め込みたいという場面で利用されます。このHTMLと一緒に使用できることがPHPの人気の一つの要因になったそうです。
※HTMLはWebで使われるマークアップ言語。リンクや画像、見出しなど文書構造を記述するための言語。
優れたフレームワークが多数存在
PHPにおけるフレームワークとは、「Webアプリを作成するのに必要となる汎用的な機能をまとめたもの」を意味します。
以下有名なフレームワークの一例です。
- Laravel:PHPのWebフレームワークとして一番人気 (https://laravel.com/)
- CakePHP:Ruby on Railsの概念を取り入れたフレームワーク (https://cakephp.org/jp)
- Symfony:MVCフレームワーク(https://symfony.com/)
- Codelgniter:軽量で速度重視を特徴としているフレームワーク(https://codeigniter.com/)
性能が年々向上している言語
1998年に言語機能を強化した「PHP 3」。2000年にはPHPのコア部分を再設計して高速化を実現した「PHP 4」が公開されています。さらに、2004年に公開された「PHP 5」ではオブジェクト指向が導入されました。
2015年には処理の大幅な高速化を実現した「PHP 7」、2020年には、より書きやすく、読みやすく、そして高速なプログラムを作ることができるようになった「PHP 8」がリリースされています。
このように言語の性能や機能が日々更新されている点も大きな特徴です。
※PHP 6は問題があったためリリースが変更となり、存在しないバージョンとなっているそうです。
様々なプラットフォームへの互換性の高さ
PHPは、Windows・Linux・ UNIX・ MacOSといったすべての主なOSに対応。 したがって、PHPのウェブサイトはインターネット上のほぼすべてのサーバーと互換性があり、Webサーバーで効率的に動作できる仕組みが整っています。
PHPが活躍するシーン
PHPでできること
PHPは主に以下のような機能を実行することができます。
- 容易に更新が可能な動的なページコンテンツの作成
- サーバー上でファイルの作成・読み取り・書き込みおよび終了
- フォームデータの収集
- cookies(クッキー)の送信と受信
- ユーザーアクセスの制御
- 気密性の高いユーザーデータの暗号化
- セッション管理
- データベース接続
身近での使用例
Facebookは主にPHPを使用して開発されています。最も有名なソーシャルメディアの一つですね。
2004年の設立以来、わずか数秒で動的コンテンツを生成することができるPHPの機能を利用しています。
Wikipedia
Wikipedia(デジタル百科事典)も誰もが知っている情報公開サイトの一つです。
バックエンドのデータベースとしてMySQL/MariaDBを使用しつつPHPを使用しています。
WordPress
本記事のようなブログを管理するシステム、WordpressもPHPを使用しています。
PHPのデータベースとやり取りしデータを取り出し、静的なHTMLデータとしてデータを出力する機能を使用しています。この機能により、コーディングの知識がないユーザーでもテンプレートを使用しウェブサイトのUIを作成することを可能にします。
まとめ:言語の特徴や使用例を知って勉強に活かしていこう
今回は、PHPの概要と特徴、実際の使用例を紹介しました。
PHPはWeb開発に特化しており、クッキー制御、セッション管理、データベース接続など、Web開発に便利な機能をサポートしています。現在は、約80%のWebサイトがPHPを使用していると言われています。
FacebookやWikipediaといった有名なSNSやサイトもPHPを使用して開発されています。
最後にPHPの特徴を以下にまとめます。
実際にPHPの特徴や実際でどのようなサイトで使用されているか知ると、言語の勉強に対する取り組み方や効率に大きな違いが生まれます。
PHPは比較的容易に学習でき、まだまだ将来性のあるプログラミング言語だと言えます。仕事に繋がりやすい言語で、企業に人気の言語ランキングでも上位に入る言語です。
各プログラミング言語の仕事への繋がりやすさやを知りたい方は、初めて学ぶプログラミング言語の選び方【各言語の用途と需要】も参考にしてみたください。
是非この記事を参考にして、よりPHPを身近に感じ勉強に活かしてもらえると嬉しいです。
Hope you have a better day tomorrow!